戦時中 Archive

禁演落語を知ってますか?笑えない「笑う噺」の封印

禁演落語をご存知だろうか、戦時中(1941年)の10月30日、時局柄にふさわしくないと見なされて、浅草寿町(現台東区寿)にある長瀧山本法寺境内のはなし塚に葬られて自粛対象となった、廓噺や間男の噺などを中心とした53演目の […]

「草の根のファシズム」とは―今も続く帝国意識

3月16日(金)飯田橋で、「『草の根のファシズム』と現代」をテーマにした吉見義明さんの講演があった。23名の参加だった。  吉見さんの著書『草の根のファシズムー日本民衆の戦争体験』(東京大学出版会)をもとにお話しされた。 […]

郵便から見える支配と戦争

年末年始となると郵便局は混雑する。携帯電話やメールが普及しても、年始にあたって年賀はがきを交換する行事は、減少しているとはいえ根強いものがある。しかし、このようなやりとりは、1937年に日中戦争が始まり「非常時ゆえ年賀状 […]

日本は80年前の出来事に対する責務がある―南京事件を忘れるな!

12月13日は日本軍が中国・南京を占領した日だ。80年となる今年(2017年)は再び戦火を交えまいとする「日中戦争80年キャンペーン」が実施された。そして、占領する前日の12月12日(火)夕刻、日中戦争80年市民フォーラ […]

纐纈厚さん講演〝「日中15年戦争」は、私たちに何を語りかけているか〟

7月8日、早稲田奉仕園で纐纈厚(こうけつ あつし)さん(山口大学名誉教授)の講演会が行われました。講演の主題は「「日中15年戦争」は、私たちに何を語りかけているか」、主催は、日中戦争80年共同キャンペーン(週刊金曜日ほか […]

「うごけば寒い」獄中で300の俳句を詠んだ橋本夢道

ラジオを良く聴いており、特にタレントの伊集院光の番組が好みだ。彼の「深夜の馬鹿力」という深夜放送で以前、自由律俳句を紹介していてちょっと不思議な気がした。そして彼がTBSラジオの朝の番組を担当するようになり、そこで今では […]

なぜ民主的憲法を持っていたドイツにヒトラー独裁体制が誕生したのか?

8月12、13日と月島社会教育会館で「平和をねがう中央区民の戦争展」が開かれ、12日(土)に小野賢二さんの南京事件の研究について、13日(日)には石田勇治さんのワイマールからヒトラー政権誕生を考察する講演があった。13日 […]

高知における市民たちの平和のとりくみを訪ねて

きっかけは、昨年暮れの731部隊犠牲者遺族を支える会例会後の二次会での、酔っ払い同士のちょっとした提案だった。そろそろ何か我々の会としても調査活動みたいなことが必要ではないか。中国に行くほどの元気も時間も情報も、今のとこ […]

戦時下の犬と「忠犬ハチ公」の誕生

はじめに 犬ほど人間の生活にぴったり寄り添ってきた動物はいないだろう。 犬は人間の生活のあらゆる場面で、持ち前の能力を発揮してわれわれの暮らしを助けてくれる。しかし、圧倒的多数の犬は、今も昔もペットとして飼われ、家族の一 […]

軍と人びと-中島飛行機武蔵製作所の戦後史

五郎丸聖子  現在の武蔵野市、かつての武蔵野町には第一軍需工廠・中島飛行機武蔵製作所がありました。ここで日本軍用機エンジンのおよそ3割が製造され、中島飛行機株式会社が武蔵野町西窪(現在の武蔵野市緑町)に工場を開設しました […]