止めよう!改憲発議…市川で市民アクション

市川での市民アクションの集会

市川での市民アクションの集会

12月24日(月)14時から市川市八幡市民会館で「止めよう!改憲発議-この憲法で未来をつくる-12.24市川市民集会」が開かれた。主催は安倍9条改憲NO!市民アクション・いちかわ。

集会は「市民が動けば政治は変わる」をキャッチフレーズとして今年の総括と来年の活動提起をおこなった。さらに山添拓参議院議員(憲法審査会委員・日本共産党)から国会情勢の報告、菱山南帆子さん(総がかり行動実行委員会)から「中央アクションから提起」という活動報告があった。

はじめに3000万署名行動報告があり、現在は市川市内の地域労働組合、市民団体など17の組織が結集し「安倍9条改憲NO!」の行動と署名の取り組みの中間集約を報告した(市川市での署名の目標は9万筆)。また集会に参加している市川市議の4名の紹介があった。

集会後に参加者一同は、市民連合作成のリーフ配布と3千万署名集めにクリスマスで賑わう市川市駅周辺で街頭宣伝・署名活動をおこなった。

報告する山添拓参議院議員

報告する山添拓参議院議員


山添拓参議院議員(憲法審査会委員・日本共産党)

安倍政権は今国会で漁業法、水道法、入管法改正で数の力で押し通しました。暴走しています。これらは経済界の要望に応じるもので、公共性の民営化・利益誘導なのは明らかです。

沖縄では地元の声に耳を傾けず、デニー知事の訴えを無視し、辺野古への土砂投入を行いました。あろうことか政府は沖縄県に対する行政不服審査請求をしています。これはあるまじき行為で法治主義、地方自治への侵害です。大浦湾はマヨネーズ状態の地盤なので護岸工事の着手できない筈ですが、土砂投入を見せつけて既成事実化しようとしています。

「いずも」型護衛艦を空母にして、F-35Bを搭載するということです。イージス・アショアなども購入する。爆買いです。原発輸出は挫折したし、防衛予算が桎梏となるでしょう。

韓国の元徴用工の問題では安倍政権の非難は異常です。個人請求権は否定できないし、河野太郎外相も認めています。

自民党は来年の改憲発議を狙っています。それを阻止するためには憲法審査会を開かせないことです。開かせない、開く状況にないということで野党共闘として一致しています。

朝鮮半島の平和を目指す動き、核のない世界を目指す動き、市民と野党の共闘を大きく大事にしていきたい。違いがあっても問題を共有し、共闘できる素地をつくることが大事だと思います。政権獲得のために市民のみなさんと議論を重ね、力を尽くす決意を表明します。

発言する菱山南帆子さん

発言する菱山南帆子さん


菱山南帆子さん(総がかり行動実行委員会)

千葉では木更津にオスプレイが配備されます。私の地元は八王子ですが、毎日のようにオスプレイが飛んでいます。心臓に響く低い音で、街の上を飛び交っています。皆脅威を感じています。

残念ながら、衆院憲法審査会が国会で初開催され野党は欠席しました。それまで開かれなかったのですが、市民が街頭で行動し活動していたことが大きな歯止めになっていたと思います。

みなさんも経験されているでしょうが、話をするだけでは立ち止まってくれません。それで大道芸のようなことをしたり、「街なか芝居」といってますが、芝居をしたり、会話の形態で訴えたり、他には紙芝居をしたりと、少し目立つことをすると注目されます。

さらにはオリジナルのプラカードを作成します。何故ここに立っているのか? それぞれの人が理由を書き出してアピールします。それから辺野古について話すときは沖縄風の演芸したり、カチャーシーで街頭宣伝して、署名をお願いしてます。

それから「おこぼれ街頭宣伝」として参加者が多いイベントや、観光地の脇道に立って署名を集めたこともあります。

国民投票の問題は、自民党などはお金があるのでCMを買い取り、大量に宣伝されてしまいます。先のイラク戦争について米国民の70%は賛成でした、しかし、攻撃理由が間違いだとわかっても死者は戻りません。間違った判断はみんなが創り出す可能性があります。やはり改憲発議させないたたかいが重要です。

十代の頃から活動してましたが、いろんなことを学習・経験しました。やはり縁の下の力持ちということが大事だということです。階級闘争として理解する必要があるのではないでしょうか。左翼や社会主義の思想が無くなると、世の中を変えるのではなく、自分が変わるしかなくなります。

可能性はあるのか。どうやって訴えるのか? 多くの人は安倍の改革に騙されています。反対を唱えるのではなく、具体的未来を提示しなければ納得しないでしょう。今生きている人は人生を考えています。そういう人に、安心して生きていける社会、未来をつくってゆく道を提示する。これでしょう。明るく楽しくして街中に出ていって、自分たちの背中を見せて、伝えてゆくことではないでしょうか。

(文責:編集部)

■参考

千葉5区(浦安・市川)市民連合リーフ

千葉5区(浦安・市川)市民連合リーフ


市民連合作成のリーフ千葉県第5区(市川・浦安)市民連合が、新たに作ったフライヤー『どっちを選ぶ?』。PDF版は、以下のリンクからダウンロードをしてお使い下さい。ただし、配布者・団体の追加・上書き以外は、改変せずに印刷してお使い下さるようお願いします。
https://goo.gl/pLma9A