本・書評 Archive

尹東柱の生まれた場と時を考え、朝鮮移民の暮らしを振り返る
2月19日に「公開講演会 詩人尹東柱とともに・2023」がオンラインで開催された。植民地下の朝鮮から立教大学に留学し、短いながらも学生生活を過ごした詩人尹東柱(ユン・ドンジュ)は韓国で国民的詩人としてよく知られている。 […]
24/2/2023
0

反靖国・反天皇制。そして運動のなかで再会した…
反靖国闘争、反天皇制運動を伴走されてきた高橋寿臣氏(享年70)が2019年に亡くなられたが、この度友人たちの手で遺稿集が出版された。遺稿集には靖国問題、天皇制の動向、全共闘運動、10.8羽田闘争、非常勤講師組合のたたかい […]
15/1/2023
0

人柱にされた「特攻」を考える
12月18日に中野区産業振興センターで『川端康成と「特攻」没後50年に思う』というタイトルで講演会が開かれた。講師は作家の多胡吉郎さん。主催はABC企画委員会。 集会のチラシに主旨があるので紹介しよう。「2020年は川端 […]
26/12/2022
0

元少年死刑囚永山則夫、そして山上容疑者
東京・赤羽に「青猫書房」という素敵な本屋がある。赤羽というと大衆酒場と庶民の街というイメージだが、そんな住宅街のなかにこどもの本や絵本を揃えた本屋が現れる…と偉そうに書いたが、実はたまたま「第7回 永山則夫が残したもの」 […]
11/11/2022
0

池澤夏樹さんを迎えて「沖縄のいま、メディアのいま」を語りあう
10月29日(土)にオンラインで「復帰50年 沖縄のいま・これから――沖縄にとって日本とは何か/メディアは何をすべきか」というシンポジウムが開かれた。主催は日本ジャーナリスト会議(JCJ)。 出席者は基調提言に作家の池澤 […]
31/10/2022
0

沖縄の「命どう宝」という言葉。その意識が大切
10月13日に「沖縄のいま、そして…」と題した集会が参議院議員の伊波洋一さんと元岩波書店社長の岡本 厚さん迎えてエデュカス東京で開かれた。主催は沖縄戦の史実歪曲を許さず沖縄の真実を広める首都圏の会。 大江健三郎『沖縄ノー […]
25/10/2022
0

教科書に女性と子ども、そして抑圧された側の声を!
日本政府は、2021年4月27日、「『従軍慰安婦』を単に『慰安婦』という用語を用いることが適切である」、「朝鮮半島から内地に移入した人々は『強制連行』又は『連行』ではなく『徴用』を用いることが適切である」などとする2通の […]
15/9/2022
0

軍隊と性の問題を語る―性感染症からジェンダーの暴力まで
8月3日から7日まで埼玉会館の小ホールとオンラインで「2022平和のための埼玉の戦争展」が開催された。主催は日本機関紙協会埼玉県本部などで構成する実行委員会。ここでは8月3日にオンラインで開かれたピーストークを紹介する。 […]
15/8/2022
0

統制下における反戦:表現・言論活動―広島を中心に
4月16日(土)午後1時30分より図書館九条の会の学習会が「マスコミへの圧力と表現の自由」と題して中央区新川にある日本図書館協会研修室で開かれた。主催は図書館九条の会。集会は武蔵大学社会学部教授で元NHKで映像ドキュメン […]
24/4/2022
0

最後の日本兵は台湾人だった!―戻らない日本兵
当初は映画『ONODA 一万夜を越えて』(2021年10月公開)を観て映画評を書くつもりだった。事前情報で原作がべルナール・サンドロン、ジェラール・チェヌ共著の『ONODA 30年間密林で一人戦争』(1974年)だと知り […]
10/3/2022
0