カルチャー Archive

101年目の関東大震災大虐殺追悼と人災の記憶を未来に伝えるということ

お盆を過ぎて月末に近づくと天気が崩れてくる。夏の終わりを感じるときで、雨の日が続いたりする。今年は台風が北上した。そんななか関東大震災から101年目を迎えた2024年、朝鮮人虐殺の問題は依然として燻り続けている。 昨年は […]

世界とのつながりのなかで砂川闘争を考える

8月24日に明治大学和泉キャンパスで「もうひとつのグローバリゼーション―文化・社会運動としての第三世界」というシンポジウムが開かれた。最初に趣旨説明があり、構築的概念としての「第三世界」は何ものになるのか。「第三世界」は […]

日の丸は消された!ベルリン五輪に「日本人」として出場した朝鮮人選手

日本で「パリ五輪」がいまいち盛り上がらなかったとも言われている。それでも7月26日の開会式のフランス革命を模した演出に賛否両論が噴出したり、判定に物議を醸したり、国旗を間違えたりと話題には事欠かないようだ。 1936年の […]

漫画で知る満蒙に送られた青少年たち ―内原郷土史義勇軍資料館

1931年に日本は満州事変を起こし「満州国」をつくった。そして、太平洋戦争敗戦時まで「満蒙開拓団」(満蒙=満洲と内蒙古の意味)と呼ばれる農業移民の入植者たちが国策として満州へ送り込まれた。正確なデータは存在しないが、一説 […]

子どもの眼に映ったジャワ島日本軍抑留所の日常

1971年に裕仁天皇が欧州を訪問したときにいちばん反応が厳しかったのがオランダだった。車列に魔法瓶が投げつけられ、抗議行動が繰り広げられた。さらに明仁天皇が2000年のアムステルダムの戦没者記念碑の追悼に訪れたときも、抑 […]

改めて共謀罪を問う―権限や組織が拡大する警察権力

6月15日(土)文京区民センターで「6・15強行採決から7年改めて共謀罪を問う集い-監視社会にNO!を- 」が開催された。この集会では「共謀罪と監視社会」清水雅彦さん(日本体育大学教授・憲法)、「能動的サイバー防御と通信 […]

韓国映画『1923 関東大虐殺』が完成。特別試写とディスカッション

韓国のドキュメンタリー映画『1923 関東大虐殺』の特別試写と、製作者によるトークディスカッションが、2024年5月13日、千代田区・参議院議員会館で行われた。これは韓国の映像制作会社インディコムが4年前から製作し、今年 […]

戦時下の「日本の哲学」=天皇制国家のイデオロギーを体験する

東京都現代美術館で「ホー・ツーニェン エージェントのA」という美術展が開催されている(2024年7月7日まで)。 ホー・ツーニェンは、シンガポール出身で東南アジアの歴史的な出来事、思想、個人または集団的な主体性や文化的ア […]

元少年兵は証言する―マルタの標本、731部隊の実態

2024年4月21日にTBSニュースの報道特集で731部隊についての報道があった。戦時中に少年兵として従軍していた方を取材したものだ。長野県宮田村に住む清水英男さんという方だ。現在93歳というが足腰もしっかりしていて、記 […]

群馬の森朝鮮人追悼碑撤去は「壊憲」するための地ならし

<歴史修正主義とたたかうために 『検証・群馬の森朝鮮人追悼碑裁判』出版記念会> 4月6日にとしま産業振興プラザ多目的ホールにて<歴史修正主義とたたかうために 『検証・群馬の森朝鮮人追悼碑裁判』出版記念会>が開催され、80 […]