汚染水を流すな! 日韓連帯して政権へ抗議の声をあげよう

韓国から来日した汚染水に反対する議員・漁民の人々

韓国から来日した汚染水に反対する議員・漁民の人々(You Tubeより)

東京電力福島第1原発で発生した汚染水の海洋放出が8月24日に強行された。日本政府と東京電力は、これまで「関係者の理解なしには、いかなる処分も行わない」との約束(対福島県漁連・2015年)をかなぐり捨て、福島復興に逆行する行為で、政権の原発推進を睨んだ政策の一貫だろう。

8月27日に日本共産党、立憲民主党、社民党の3政党と地元の4労働組合の「7者共闘」による「国・東電による海洋放出反対全国行動」の集会が福島県いわき市小名浜港近くで開催され、約500人が抗議の声を上げた。その集会に韓国で海洋放出に反対する野党議員と漁民たちが参加し、連帯と抗議の声をあげた。韓国の世論調査では日本の汚染水放出に心配する声が75%に登っている(韓国ギャラップ)。日韓連帯して抗議の声をあげ、汚染水海洋放出にストップさせよう。

韓国の第一野党、「共に民主党」の汚染水海洋投棄反対対策委員会常任委員の禹元植(ウ・ウォンシク)さんがあいさつした。

禹元植(ウ・ウォンシク)さん のあいさつ

私は汚染水海洋投棄に反対するため15日間ハンストをした。中身のないアイエーイエ報告書と検証されていないアルプス処理、核汚染これらによって致命的被害が与えられようとしています。

韓国のユンソンニョル大統領は岸田総理を支持しておりますが、韓国の圧倒的多数の国民は反対しております。昨日のソウルに5万人の市民・漁民が集まった反対の声を上げました。

私たちは今後、国連人権理事会に対する陳情、ロンドン条約に対する違反の訴え、など国際行動をしてゆく予定です。

今回のたたかいは反日運動ではありません。正義と未来と海を守るための正義のたたかいいです。

日本には昔から、他人に迷惑をかけないという習慣があることを知っています。しかし残念なことに汚染水放流によって日本は世界にとって恥ずかしい国になろうとしています。

したがって日本政府が自尊心を取り戻す唯一の道は、一日も早く汚染水の海洋放出を中断することだとはっきりと申し上げたい。

皆さん、日本と韓国の市民が連帯する力によって変えていきましょう。韓国の市民は間違ったヨンソンニョル政権に、日本の皆さんは間違った岸田政権に、抗議の声をあげていきましょう。

これこそが真の未来のための韓日ビジョンです。ともに力をあわせていきましょう。ともに力をあわせて汚染水の海洋投棄を中断させましょう。

(編集部)