3.1独立運動から103年―新宿キャンドルアクション

3月1日はかつての植民地朝鮮で日本からの独立を求めて人びとが立ち上がった記念の日だ。今年は3・1独立運動から103周年を迎えるが、日本でも例年集会が開かれている。まず2月27日に文京区民センターで屋内集会が開かれ、高田 健さん(総がかり行動、朝鮮半島と日本に非核平和の確立を!市民連帯行動)と李 泳采さん(恵泉女学園大学教授)の講演が開かれた。

つぎに3月1日の当日は「3・1新宿キャンドルアクション」として、新宿西口駅前で行動がとりくまれ、約120名が参加した。主催は「3・1朝鮮独立運動」日本ネットワーク(旧100周年キャンペーン)。

宣伝カーからリレートークがおこなわれた

宣伝カーからリレートークがおこなわれた

宣伝カーの上から、はじめに唄とギターで「イムジン河」の歌唱。菱山南帆子さんの司会で主催者あいさつ続く。

植民地支配の加害国でこそ記念集会が必要であると語り、日本では加害の責任を認めないことで植民地支配後にもさまざまな問題が引き起こされている、朝鮮の人々が子どもたちに自分の言葉を話させようということで学校つくるのは当然だろう、徴用工・強制労働問題にしても、植民地支配が不法だということを認識していない。植民地支配の責任に向きあい、隣国との友好をつくるためにともに闘おうと訴えた。

その後は各運動団体からのアピールが続く。朝鮮人強制労働・徴用工問題、「慰安婦」問題 、朝鮮学校問題、沖縄米軍基地問題、改憲問題、関東大震災朝鮮人虐殺追悼問題 、韓国の大統領選挙情勢。

最期に韓国の民主化運動で歌われた「朝露」、ろうそく革命のときの「光は闇に負けない」(真実は沈まない)が熱唱されて終了した。

(編集部)

キャンドルの代わりに携帯電話のライトや蛍光スティックを降ってトークに応えた

参加者はキャンドルの代わりに携帯電話のライトや蛍光スティックを降ってトークに応えた