米軍のミサイル防衛システムはいらない!京丹後のXバンドレーダ基地の撤去を求める
また強力な電波を発するXバンドレーダーが周辺住民や自然環境に与える影響も不安視されている。さらに、いざというときはレーダー基地は真っ先に攻撃となる。その意味からも基地の危険性は明らだ。
「米軍Xバンドレーダー基地反対・近畿連絡会」は6月2日、弾道ミサイルを探知、追尾する「Xバンドレーダー」を配備した米軍経ケ岬通信所(京丹後市丹後町)前で現地集会を開いた。以下はゲート前行動の報告である。
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6月2日、Xバンドレーダ反対近畿連絡会の呼びかけで京都北部経ヶ岬の米軍Xバンドレーダ基地ゲート前で、 Xバンドレーダ基地の撤去を求める現地集会が開催されました。
近畿各地から100名が結集。現地で基地を監視し粘り強くの声をあげる「宇川の会」の方のあいさつや韓国の反基地運動の連帯のメッセージもありました。
米兵が常駐しているほかレーダーの製造企業レイセオン社の技術者が市内から通勤しており、生活汚水の海へ垂れ流し交通事故や発電機による騒音が引き起こされています。
5月15日には1km以内の地域が重要土地規制法の注視区域に指定され住民は監視の対象となりました。
経ヶ岬Xバンドレーダ基地は、近畿で唯一の米軍基地で10年前に、地域住民の反対を押し切って建設、運用が開始されました。Xバンドレーダは、日米共同軍事作戦(戦争)の起点となる情報収集、監視の役割をにない、得られた情報はミサイル攻撃と基地の防御(迎撃)のために利用されます。
日米韓のデータの共有や敵基地攻撃能力保有、日米の指揮権の一元化の動きのなかでXバンドレーダ基地は、戦時には攻撃対象になるその危険性が格段に高まっています。
近畿ではこの他京都精華町での弾薬庫建設の反対運動も奈良県で住民ネットワークが結成されるなど広がりを見せています。
Xバンドレーダ基地も、祝園弾薬庫の問題もまだまだ広くは知らされていません。軍事要塞が進む沖縄の運動や大分弾薬庫に反対する運動とも連帯し、戦争準備を進める岸田政権に対して全国連帯の闘いを作りあげていきましょう。
(リブ・イン・ピース☆9+25 今市)
米軍Xバンドレーダー基地反対・京都連絡会
https://no-xband-radar.jimdofree.com/
米軍基地10年を憂う 市民団体集会 京丹後・経ケ岬通信所/京都(毎日新聞<丹波・丹後版> 2024年6月3日)
https://mainichi.jp/articles/20240603/ddl/k26/040/163000c