千葉にも、どこにもオスプレイいらない！土地利用規制法いらない！市民集会

2021年12月4日に船橋市の薬園台公園で今年で三回目となる「オスプレイいらない！習志野・八千代・船橋ネットワーク」の集会とパレードが開かれた。今年は土地利用規制法の問題も訴えて「オスプレイいらない！土地利用規制法いらない！市民集会」と題して、冬晴れのなか労働者・市民約550名が参加した。

吉沢弘志・ネットワーク共同代表は主催者あいさつで、オスプレイをめぐる状況が変わっていることを指摘し、木更津のオスプレイの関東全域での飛行訓練が確認された、習志野にも飛んでくるだろう、絶対に飛ばせないと声を挙げて阻止しよう。岸田内閣が誕生で日米軍事一体化、憲法改悪へと進んでいる、中国への軍事包囲網をつくろうとしている。千葉県のオスプレイも組み込まれる、憲法状況の改悪を許さない。稀代の悪法である「土地利用規制法」来年から完全施行だという、基地周辺の住民など誰もが監視・調査の対象となる、抗議の声を挙げてやめさせよう、と語った。

その後、日本共産党・志位和夫委員長、市民ネットワーク・伊藤とし子千葉県議、社会民主党千葉県連合・工藤鈴子、新社会党千葉県本部・宮川敏一、緑の党グリーンズジャパン・小西正人など各政党のあいさつがあった。立憲民主党千葉県総支部からはメッセージが寄せられた。

続いて各地で運動されている住民・市民から訴えがあった。自衛隊習志野駐屯地の演習では影響受けている話し、騒音と埃の被害による不安を語った。市長がオスプレイの事前の説明の要請・申し入れをしたが使わせないようにしてほしい、自衛隊ヘリの飛行を確認するが、オスプレイが飛ぶと怖い、知らない人も多いので知らせたい、との声があった。木更津の市民からオスプレイは違法であると防衛庁や千葉県に訴えている、と報告があった。百里基地反対の方からは戦争のための土地は売らないと活動していて、「土地利用規制法」はそこの反対の看板を見たからではないか、という話も。

沖縄県高江村のヘリパッドいらない住民の会からは、沖縄北部の米軍訓練場では飛行機などがよく物を落とす、危険な訓練がある。選挙の度に民意を何度も示してきた。沖縄に新基地はいらないと、諦めずに声を出していきたい。やはり政権交代しかない頑張ろう、と声を上げた。

署名活動や議会への陳情などの活動、情報の共有の呼びかけがなされ、集会終了後はパレードに移り、公園周辺の住民に「どこの空にもオスプレイいらない」や「土地利用規制法の廃止をもとめる」と呼びかけた。

（本田一美）