証言 Archive

高知における市民たちの平和のとりくみを訪ねて

きっかけは、昨年暮れの731部隊犠牲者遺族を支える会例会後の二次会での、酔っ払い同士のちょっとした提案だった。そろそろ何か我々の会としても調査活動みたいなことが必要ではないか。中国に行くほどの元気も時間も情報も、今のとこ […]

戦時下の犬と「忠犬ハチ公」の誕生

はじめに 犬ほど人間の生活にぴったり寄り添ってきた動物はいないだろう。 犬は人間の生活のあらゆる場面で、持ち前の能力を発揮してわれわれの暮らしを助けてくれる。しかし、圧倒的多数の犬は、今も昔もペットとして飼われ、家族の一 […]

軍と人びと-中島飛行機武蔵製作所の戦後史

五郎丸聖子  現在の武蔵野市、かつての武蔵野町には第一軍需工廠・中島飛行機武蔵製作所がありました。ここで日本軍用機エンジンのおよそ3割が製造され、中島飛行機株式会社が武蔵野町西窪(現在の武蔵野市緑町)に工場を開設しました […]

第3回むさしの平和のための戦争展報告〜異なる声が重なる場について〜

 「むさしの平和のための戦争展」は今回で3回目を数えた。1回目は2014年。「七三一部隊展」を中心に、医学・科学の加害責任について考えた。2回目の2015年は、日韓国交正常化から50年目ということで、「韓国・朝鮮人BC級 […]

平和のため南京の追悼を国家の式典に―南京大虐殺79カ年 東京証言集会

12月15日(木)韓国YMCA9階にて「南京大虐殺79カ年 東京証言集会」が開かれた。今年はビデオ取材による上映となった。南京での安全区の敗残兵狩りの実相を語るものであり、南京の街中を当時の場所を探して歩くところを交えて […]

「私の弟は目の前で投げられて、銃剣で…!」―2016年 アジア・フォーラム横浜証言集会

太平洋戦争の開戦というと真珠湾攻撃が想起されるが実際にはそれに先立ってマレー半島のコタバルなどに上陸して対英作戦を展開していた(『第二次世界大戦(二)-真珠湾前後-』編集:軍事史学会 1992年) 。これについては今だに […]

歴史の闇に葬られそうな事実を掘り起こす―ドキュメント映画『抗い 記録作家 林えいだい』

「歴史の教訓に学ばない民族は、結局は自滅の道を歩むしかない」――林えいだい 試写を見たのは初夏のころで、その力作ぶりに感動した。林さんの本を読んではいても、お会いしたことはありません。映画ではあったが林さんの日常から垣間 […]