日本にも世界の空にもオスプレイはいらない！2023　

10月29日（日）13時半より船橋市薬円台公園で「日本の空にオスプレイいらない！市民集会」が開かれた。当日は天気に恵まれて時に暑さも感じるほどであった。昨年末に「安保3文書」が改定されて軍事予算が増強され、琉球弧の軍事要塞化が強行されている。その一環として木更津へ「暫定配備」の自衛隊のオスプレイV-22が正式に佐賀空港に配備されようとしている。そんななか「世界にも日本の空にもオスプレイいらない」との声を示すために開催され、市民約350名が参加した。主催は「オスプレイいらない！習志野・八千代・船橋ネットワーク」。

主催者を代表して吉沢さんは現状と決意を語り「イスラエルのガザ侵攻が進行しているときに、日本は何をしているのか、＜レゾリュート・ドラゴン23＞という陸上自衛隊と米海兵隊との日米共同訓練が北海道・矢臼別でおこなわれていた。オスプレイは不具合があり、部品を交換することで使うという。いつ使うのだろうか。
佐賀空港に陸自のオスプレイ配備計画は漁協が態度を変え、工事が進められようとしている。また、土地規制法も基地の周辺で地域が指定されると監視対象となり、集会や生活などが監視・管理されます。日本にも世界の空にもオスプレイはいらない。日本は平和憲法のもと外交努力をすべきであって、平和を実現する想いを集めましょう」と訴えた。

木更津市の「オスプレイ来るな　いらない住民の会」からは、「26日に市長と木原防衛相あてに飛行中止を求めた。安全対策などの説明を求めている。防衛省は木更津市の状況を知らない。考えていない。住宅の上を低空飛行している。戦争は殺し合いで右も左もない、平和を願う政府・政治が求められている」と呼びかけた。

茨城県の百里基地反対同盟の梅澤さんは「3つの政党、平和団体、市民たちとで共闘している。平和の碑をつくろうとしている」と報告した。立川自衛隊監視テント村の井上さんは「立川では今年2月1日から3回オスプレイが飛んできたが、その後は訓練していない。立川基地は米軍基地で、砂川闘争があった。もう基地はなくなると思ったが。姿を変えていた。軍事訓練をしている。住宅地のなかの基地はいらない」と強調した。

他に第3次新横田基地公害訴訟原告団、佐賀空港自衛隊駐屯地工事差止の仮処分の弁護団、さらに新社会党、社会民主党、日本共産党、市民ネットワーク、緑の党など政党からのメッセージが届いた。最後に参加者たちは「オスプレイいらない」とプラカードを掲げてコールした。なお警察のゆるい警備のため右翼が集会途中で介入を試みたが、毅然と妨害をはねのけた。主催者も挑発にのらないように参加者へ注意を促した。その後は公園周辺のデモ・パレードをおこない、自衛隊宿舎もある道路を通り「オスプレイはどこにもいらない」と市民へアピールした。
（本田一美）

オスプレイいらない！八千代ネットワーク
https://yachiyo-syuyaku.net/no_osplay/