パレスチナで虐殺を繰り返す武器の軍事企業が参加 幕張メッセでの武器見本市に怒りの大抗議
2019年に日本ではじめて千葉で開催された国際的な武器の見本市は、防衛大臣や防衛省、自衛隊が協力している。日本が購入した巡航ミサイル「トマホーク」の米国の企業やパレスチナで虐殺を繰り返しているイスラエルの企業も参加がしていた。今回は「DSEI JAPAN 2025」として2025年5月21日~23日に幕張メッセで開催された。
この武器見本市に反対する行動が5月21日の12時~13時過ぎまで幕張メッセの入口で行われた。呼びかけは、幕張メッセでの武器見本市に反対する会と安保関連法に反対するママの会@ちばと幕張メッセでの武器見本市に反対する会。
主催者あいさつで谷口さんが「怒りをおぼえるのは、今、パレスチナで虐殺をしている武器のイスラエル軍事企業が参加してること」と語った。さらに、その場で体を横たえるダイインのアクション、「武器で稼ぐな」とコールをおこなった。いくつか連帯のあいさつを受けて、応援と連帯メッセージを代読し、「人間の鎖」でプラカードを掲げてアピールした。
連帯のあいさつでは、ガザ出身のハニン・シアムさん、ジェノサイドに抗する防衛大卒業生の会、小寺さん(軍学共同反対連絡会)、杉原さん(武器取引反対ネット)がスピーチ。メッセージは、パレスチナ・韓国・イギリスの団体と国会議員6名(共産・立民・社民)から届き読み上げられた。いっぽう別のグループは、メッセに入るためのガラス戸を叩き、武器見本市に抗議し中止を要求し続けた。
メッセ前集会は主催者発表で350名が参加した。
(文・写真 吉田晃)
2019年の武器見本市
https://sengonet.jp/archives/2142

幕張メッセ。階段を上がってすぐが入口

メッセ入口前では多様な市民が参集。入口は見えないようにフェンスで囲っている(左)

主催者あいさつする谷口さん

メッセ入口前でダイインアクション

ガザ出身のハニン・シアムさんがあいさつ

イスラエルの軍事企業の参加に抗議する参加者

横断幕でイスラエル軍事企業に抗議する