土地取り上げを許さない!横堀農業研修センター裁判判決を弾劾する

千葉地裁の不当判決を弾劾する横断幕を掲げて
横堀農業研修センターは成田空港が進める年間発着容量30万回から50万回への機能強化計画での第3滑走路2028年度完成へ、現空港と第3滑走路(C滑走路)をつなぐ誘導路の結節点の位置にある。
2025年6月16日に千葉地裁(斎藤顕裁判長)は、成田国際空港会社による「所有権確認、持分全部移転登記手続き、共有分割、建物等収去土地明渡請求事件」の提訴に対して空港会社の主張を認める不当判決を言い渡した。建物等収去土地明渡請求に向けた仮執行宣言については判決が確定するまでは認めなかった。
6.29 横堀集会・デモの写真報告
6月29(日)の午後、芝山町横堀の横堀農業研修センターで、千葉地裁による6.16横堀農業研修センターの土地取り上げ判決批判の集会とデモが行われた。主催は、《横堀農業研修センター裁判を支える会》で、約40名があつまった。
集会開始前に、高橋悦雄さんによる三里塚空港開港阻止闘争に関する自作の歌(「成田空港粉砕」など)が歌われた。
13時からは、事務局の山崎さんの司会で集会は始まった。資料として千葉地裁判決と判決批判要旨が配られたが、事務局を代表して山下さんがそれを解説した。その後、田んぼクラブの鈴村さんや三里塚歴史考証室の平野さんからも千葉地裁判決への批判が展開された。事務局の辻さんからは、労農合宿所時代からの横堀農業研修センターについての歴史的な話もされた。
14時半から短いデモを行い、その後、横堀鉄塔を訪ね、15時半ごろ散会した。
(文・写真 吉田晃)

自作ソングを歌う高橋悦雄さん

集会後にデモをおこなった

横堀鉄塔にて
