9月6日に新旧の追悼集会 荒川で馬橋で関東大震災後の朝鮮人犠牲者を悼む

プンムル(풍물)は、韓国の伝統的な民俗音楽および芸能で、主に農村で豊作を祈願する祭りや年中行事で演奏された。50名の「農楽」は楽しく圧倒的だ
9月6日(土)午後3時~4時すぎ、京成押上線・八広駅近くの東京都墨田区にある荒川河川敷の木根川橋下で、《関東大震災102周年 韓国・朝鮮人犠牲者追悼式》が開かれた。主催は、「関東大震災時に虐殺された朝鮮人の遺骨を発掘する会」「ほうせんか」「百年(ペンニョン)」。700名の参加があった。
午後2時半からの追悼の花束作りの後、ペンニョンの若い人の司会で午後3時から式は始まった。44回目の追悼式となったとの主催者のあいさつの後、ハー・ヨンスさんと金栄実さんの演奏が始まった。追悼の歌・太鼓・笛・カヤグムの演奏が河川敷に響いた。
次にペンニョンの若い2人の女性による活動報告と思いの発言。中国人遺族会からの手紙の朗読。参加区議会議員のあいさつや国会議員の紹介(福島瑞穂・くしぶちまり)など。
最後に、約50名のプンムル(韓国の農村でのお祭り音楽)を聞きながら、解散した。

ハー・ヨンスさんの笛の音に耳を傾けた
この日は午前中に松戸の馬橋でも集会があった。午前10~11時半、松戸市の馬橋東市民センターで、《第2回関東大震災後の虐殺犠牲者追悼の集い》が開かれた。主催は、福田事件に学ぶ講演会実行委員会で松戸市議が中心だ。
午前10時、実行委員の下村さんの司会で集会は始まった。始めに、主催者を代表して工藤松戸市議から結成の経過が話された。次に、松戸市長と松戸市教育長からの通り一遍のあいさつが読み上げられた。その後、参加者全員で、黙とう。その次に、実行委員会の活動報告をスライドで映像を写しながらミール計恵松戸市議が行った。
この後、千葉県歴史教育協議会のメンバーで、関東大震災時の水戸街道沿いの朝鮮人虐殺事件を調べてきた白鳥晃司さんから、水戸街道沿いの「お助け場」で虐殺が起きたとの指摘があった。それは、警察・軍隊・在郷軍人会・青年団によって組織された「自警団」によるものだった。明村(現在は松戸市)では、朝鮮人への暴行を止め、助けたお坊さんがいた。
また、千葉県における朝鮮人虐殺事件を掘り起こしてきた平形千恵子さんからは、1923年9月2日に船橋にあった海軍送信所から、「朝鮮人が井戸に毒を入れ、暴動を起こしている」とのデマが全国に送信され、それ以降の9月3~6日にかけて、千葉県内で朝鮮人虐殺事件が起きたとの指摘があった。
また、関東大震災における朝鮮人虐殺事件の記録映画を撮った呉充功(オチュンゴン)監督からも観音寺の慰霊碑にまつわるお話があった。参加者60名。
終了後、参加者有志で虐殺現場だった「馬橋」と「萬満寺」で黙とうをした。
(文・写真 吉田晃)

松戸市・馬橋における事件をボードに貼り付けて説明

馬橋の集会参加者による黙祷

終了後、参加者有志で虐殺現場を訪れる
