11.25官邸前行動 高市総理という存在が日本の「存立危機事態」
高市早苗首相は11月7日の衆院予算委員会で「台湾有事」が発生すれば、米軍の戦争に参戦する「存立危機事態」に該当すると答弁した。これに対して中国が批判を強め、撤回を求めている。また水産物の輸入を止めるなど大きな問題に発展している。
そして、首相の「存立危機事態」発言の撤回を求める抗議行動が11月21日、官邸前で行われた。日本国憲法の平和主義を守ろうと、「WE WANT OUR FUTURE」が呼びかけ、1700人が集った。参加者は「高市首相は発言の撤回を、平和を守れ」とコールした。
沖縄では16の市民団体が11月23日、那覇市の県民広場で、高市早苗首相の「台湾有事は存立危機事態になり得る」発言と非核三原則見直し検討に抗議し、撤回と辞任を求める緊急集会を開いた(沖縄タイムス 2025年11月24日)。

首相官邸前に多くの人が集まった

帽子のプラカードで首相批判
さらに、11月25日(火)18時半から「憲法9条を壊すな!実行委員会」の呼びかけで官邸前行動がおこなわれ500名が参加した。参加者は首相官邸に向けて、台湾有事扇動するな! 戦争煽る首相いらない! 非核3原則見直し反対。高市政権は退陣とコールを送った。また国会議員や運動団体から高市発言を批判するのスピーチが続いた。
はじめにラサール石井議員(社会民主党)がスピーチ。「小泉防衛省が米兵の性暴力についてはノーコメントだという。勇ましい人たちは外国人が問題だというが、沖縄の米兵の性暴力には無視だ。それが頭にあれば高市さんはトランプの脇で喜んではいられない筈」と皮肉った。
有田芳生議員(立憲民主党)は「高市発言は台湾有事に自衛隊が参戦するという。この危険な発言により沖縄県庁前で高市首相は辞任せよと集会が開かれた。高市発言は沖縄や日本を戦場にしようとするものだ。全国で総理は辞任せよという声を挙げていこう」と語った。
平和を求め軍拡を許さない女たちの会の前田佳子さんは「社会保障費を減らして、軍拡を進めているのは許されない」と主張。在日3世の金まさのりさんは「今、排外主義が広がっている。それによって高市政権ができている。アジアのなかで日本がいちばん怖い」。訴えは続いた。福島みずほ議員(社会民主党)、赤嶺政賢議員(日本共産党)、内田雅敏弁護士、そして、ひのきみ全国ネットの深沢さんが学校現場の悲惨な実態を報告し、教育基本法改悪を批判した。
慶應義塾大学2年生が自立外交を訴えた。フェミブリッジ(東京)の西山さんが女性へのいじめをしている政治を批判し、日韓和解と平和プラットフォームの金性済(キム・ソンジェ)さんは「高市発言が日本と市民の存立危機事態になっている。歴史認識が欠如している。それが危険で日本を脅かしている」と指摘した。
官邸前行動は12月4日19時から予定されている。なお、WE WANT OUR FUTUREも11/28(金)19:30から首相官邸前にて「NO WAR /日本を危険にさらさないで 〜高市総理の「存立危機事態」発言撤回を求める緊急抗議」を予定している。
(本田一美)

赤嶺政賢衆議院議員(日本共産党)がスピーチ

手造りグッズでアピール

横断幕も登場
