3.19日米首脳会談 イラン攻撃を支援する高市政権

トランプに抱きつく高市首相(youtubeより)
3月19日に米国で高市首相とトランプ大統領との会談がおこなわれた。当初は大統領が中国を訪問する予定があり、その前に高市政権が日本の立場を強調する目的で訪米するというものだった。しかし、米国・イスラエルによるイラン戦争が起きて延期となった以上は意味がないのし、中東情勢について日本も準備していない筈だ。イラン攻撃についても態度表明をせざるを得ない状況では国際的にもメリットはない。しかし結果として日本は頭を撫でてもらいに米国に抱きつきに行ったかっこうだ。けっきょく国際社会のなかであらためて日本が米帝国主義への支援・服従をアピールしただけだ。
会談は茂木外相と赤沢経済産業相らが同席して約1時間半行われ、その後、夕食会も開かれた。米国がホルムズ海峡への艦船派遣を同盟国などに要求して以来、先進7か国(G7)首脳でトランプ氏と対面で会談するのは首相が初めて。(略)首相は「世界の平和と繁栄に貢献できるのはドナルドだけだ」とたたえた。(略)周辺国への攻撃やホルムズ海峡の封鎖を非難した。トランプ氏はホルムズ海峡を巡る日本の取り組みに関し、「自ら責任を果たそうとしている。北大西洋条約機構(NATO)とは違う」と語った。(読売新聞 オンライン 2026.3/20)

3月10日に国会前での緊急行動には8千人が集まった

イラン攻撃・日米首脳会談反対の人波みは、衆院第2議員会館の向かいの道にもあった

国会図書館前の歩道まで人の波が続いていた
イラン戦争は終わっていない。この時期に訪米するのであれば、戦争中止を求める以外にはないが、今の高市政権では米国の対応に恭順を示すことしかできないだろう。イラン戦争をイランのみ批判し、戦争準備を進め日本政府。これに反対する集会や行動は断続的に続いていた。3月10日に国会前で「WE WANT OUR FUTURE」などが主催で、「平和憲法」の理念を尊重し戦争反対、改憲反対を訴える抗議集会が開かれ8千人が集まった。
会談がおこなわれた19日には、衆院第2議員会館前で「米国がイスラエルと始めた違法なイラン攻撃についてトランプ大統領に抗議し、即時中止求める」19日行動がおこなわれて、約1万千人(主催者発表)が参加した。主催は、総がかり行動実行委員会と9条改憲NO!全国市民アクションなど。
参加者たちはさまざまなプラカードやペンライトを手に、「憲法変えるな」「戦争絶対反対」「イラン攻撃絶対反対」と訴えた。以下に日米首脳会談に反対する3.14の集会を掲載する。(文・写真 編集部)

文京区民センターで開かれた高市訪米・トランプ会談に反対する集会
3.14 高市訪米・トランプ会談に反対する集会
3月14日(土)の午後、文京区民センターで、《許すな!米軍によるベネズエラ・イラン攻撃 「西半球」はアメリカのものじゃない! 高市首相は「台湾有事=存立危機事態」発言を撤回しろ! 対中最前線を買って出るな! 高市訪米・トランプ会談に反対する3・14集会》が開かれた。講師は、太田昌国さん。講演のタイトルは、《トランプの「西半球」支配戦略とラテン・アメリカ――ベネズエラ攻撃から見えてくるもの…》。主催は、戦争・治安・改憲NO!総行動実行委員会他。50名を超える参加者。
始めに、主催者を代表して池田五律さんから、「検証!高市外交」と題して、この間のイスラエル・米軍によるイラン侵攻への糾弾と高市による日中新冷戦時代突入と中国包囲網形成外交批判が提起された。
その後、太田昌国さんの講演が行われた。太田さんは、イラン情勢にも触れた後、主題の講演に入った。以下、レジュメの小見出し。1)錯乱のドナルド・トランプと取り巻きたち、2)今回のベゼズエラ侵攻に至る経過、3)米帝国の対外膨張主義の起源としてのモンロー教義、4)国内「平定」後の対外膨張主義の開始、5)トランプはいつの時代にもいる/いた――足下の植民地主義の記憶、6)ベネズエラという国の出発地点に舞い戻る。(今回は時間の関係で触れなかったが、7)ウーゴ・チャベスが見た夢、8)後継者ニコラス・マドウ-ロが直面した現実と続けて話したかったそうだ。)
太田さんは講演の後、1時間以上にわたり、質問に丁寧に答えてくださった。(コムーナの起源や現在 「解放の神学」は現在どうなっているのか ロドリゲス政権の評価 キューバについての評価 スペインが米軍への基地提供を拒否した理由 など)
最後に、伏見さんから国旗損壊罪反対の取組みへの結集呼びかけや、池田さんから各種集会・行動の提起があった。
(文・写真 吉田晃)

講演する太田昌国さん
