Author Archive

53年前の米軍機事故を追想し、現在のオスプレイに恐怖する

町田の商店街に米軍機が墜落して53年になる。 1964年4月5日、米軍機は当時の国鉄原町田駅(現JR町田駅)近くの商店街に墜落。生後9カ月の乳児を含む4人が死亡し、32人が重軽傷を負う大惨事となった。 町田市で発生した米 […]

忖度(そんたく)で表現の自由が脅かされる時-映画「ハトは泣いている」

忖度(そんたく)という言葉が流行語になりつつある。大阪の森友学園の土地取引で国有地が格安で提供されたことに、疑惑が広がっている。安倍首相の周辺が関わっていたのでは!? あるいは政権の関係者ということで官僚が忖度して手心を […]

詩を読んで人々が結びついた時代-追悼道場親信

友人から「道場さんの集会があるから行こう」と電話があったのは秋の深まった頃だった。そこではじめて道場親信さんが亡くなったことを知った(正確には集会ではなく、不思議なギャラリーの展示なのだが…)。 友人とでかけたのは東急多 […]

映画「スノーデン」が問いかけるもの

新しく米国大統領になったトランプが「オバマに盗聴されていた」とツィッターで主張して大騒ぎとなった。トランプは確たる証拠があって言い放ったわけではなくいつもの暴論らしい。 「トランプ氏主張の盗聴疑惑、現時点で証拠ない=米下 […]

私の従軍中国戦線 村瀬守保写真展

  一枚の戦場写真が歴史の流れを変える。戦争の写真集といえば、そんな衝撃的な写真が並ぶイメージが強い。しかし、写真集「新版 私の従軍中国戦線 村瀬守保写真集<一兵士が写した戦場の記録>」(日本機関紙出版センター)に掲載さ […]

歴史の闇に葬られそうな事実を掘り起こす―ドキュメント映画『抗い 記録作家 林えいだい』

「歴史の教訓に学ばない民族は、結局は自滅の道を歩むしかない」――林えいだい 試写を見たのは初夏のころで、その力作ぶりに感動した。林さんの本を読んではいても、お会いしたことはありません。映画ではあったが林さんの日常から垣間 […]

さようなら! 福沢諭吉。1万円札の顔を変えよう! 

通り過ぎるばかりで、なかなか留まってもくれない福沢諭吉さん、あなたはどうして庶民の財布では黴菌のように増殖せずに、現社会のあらゆるジャンルの価値観にはがん細胞のように増殖しているのだい? 天は人の上に人を造らず、人の下に […]

「現場に目を・証言に耳を」――日韓ジャーナリストの対話・特別授業参加記

11月20日に行われた「秋のJCJジャーナリスト講座」の一環である特別授業「日韓ジャーナリストの対話」に参加してきました。幼いころ、白金小学校ー高松中学校に過ごした宿六にとっては懐かしい場所での特別授業はエキサイティング […]

戦後世界と日本のこれから――考えるためのいくつかの本

世界的に近代化の臨界ともいうべき問題が噴出しているような気がします。アメリカ大統領選挙でのトランプ現象や欧州の難民問題、イギリスのEU離脱などこれまで理念的に正しいとされてきたことが、あからさまに利害をむき出しにした「本 […]