写真 Archive

「南京大虐殺85年」から日中関係を考える

2022年は日中国交正常化(1972年)から50年であった。残念ながら日中間でそれを慶賀する動きはなかった。歴史認識として日本政府は日本が行なった対中国戦争を侵略戦争であったことを明確にせず、日本の戦争を美化する靖国神社 […]

たたかいの稀有な写真郡『人間の住んでいる島』

古本屋で写真集『人間の住んでいる島』(阿波根昌鴻 自費出版 1982年)を見かけて購入したのは、さほど古いことではない。何度か引っ越しをして、その度に画集や写真集の類いをあらかた手放してしまったが、この『人間の住んでいる […]

郵便から見える支配と戦争

年末年始となると郵便局は混雑する。携帯電話やメールが普及しても、年始にあたって年賀はがきを交換する行事は、減少しているとはいえ根強いものがある。しかし、このようなやりとりは、1937年に日中戦争が始まり「非常時ゆえ年賀状 […]

ハルモニたちを撮りつづける―安世鴻「重重」写真展 

2012年にニコンサロンで日本軍「慰安婦」の写真展が中止された。これはまさに会場運営者がいろいろな反響を懸念して中止したものだ。あれからずいぶん時間は経過したが、そのような「自粛」や「忖度」は増えてきている気がする。その […]

なぜ民主的憲法を持っていたドイツにヒトラー独裁体制が誕生したのか?

8月12、13日と月島社会教育会館で「平和をねがう中央区民の戦争展」が開かれ、12日(土)に小野賢二さんの南京事件の研究について、13日(日)には石田勇治さんのワイマールからヒトラー政権誕生を考察する講演があった。13日 […]

非戦をつらぬく意志の美術展-「ノー・ウォー横浜展かわさき」

夏になると平和についての催しやイベントが増えてくる。それは敗戦にまつわる季節の風物詩としてみられる場合もあるだろうが、戦争について考える機会でもある。終戦記念日に為政者の談話や「二度と繰り返してはならない」と聞かされても […]

第3回むさしの平和のための戦争展報告〜異なる声が重なる場について〜

 「むさしの平和のための戦争展」は今回で3回目を数えた。1回目は2014年。「七三一部隊展」を中心に、医学・科学の加害責任について考えた。2回目の2015年は、日韓国交正常化から50年目ということで、「韓国・朝鮮人BC級 […]

私の従軍中国戦線 村瀬守保写真展

  一枚の戦場写真が歴史の流れを変える。戦争の写真集といえば、そんな衝撃的な写真が並ぶイメージが強い。しかし、写真集「新版 私の従軍中国戦線 村瀬守保写真集<一兵士が写した戦場の記録>」(日本機関紙出版センター)に掲載さ […]