沖縄を捨て石にした反省なし! 天皇一家「慰霊の旅」への反対行動

雨の降る中、東京駅駅前の「行幸通り」で抗議行動を展開した
6月3日(火)の夕方、午後6時半から、東京駅丸の内中央口前の行幸通りで、天皇一家の沖縄「慰霊の旅」に反対する行動が降りしきる雨の中行われた。呼びかけは、沖縄・安保・天皇制を問う4.28-29連続行動実行委員会。
まず司会から4月の硫黄島訪問からナルヒト天皇による「慰霊の旅」が始まったが、それらは6月3~4日沖縄、6月19~20日広島、そしてモンゴル、長崎と続く予定だ。昭和天皇ヒロヒトによるアジア・太平洋侵略戦争の戦争責任や従軍慰安婦・強制労働・天皇制国家継続のための捨て石決戦としての沖縄戦、本土各地の都市部大空襲や広島・長崎の原爆投下まで引き起こした責任などを一切反省しない「慰霊の旅」である。天皇制継続のためにソフトな天皇像を演出するごまかしの「慰霊の旅」だと指摘した。その後、シュプレヒコールで「天皇の沖縄売り渡しを許さない!」・「沖縄に対する植民地支配をやめろ!」・「『慰霊の旅』は欺瞞だ!」などと丸の内のビル群に響かせた。
1番めの発言者は、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの米須さん。捨て石決戦として沖縄民衆を犠牲にしたことや戦後になってヒロヒト天皇の生き残りをかけて沖縄を米軍に売り渡した怒りを込めて語った。次に、辺野古新基地建設に反対している中村さん。3人目は、元NHKのデレクターであり、従軍慰安婦問題に取り組んできた池田さん。4人目として、アジア女性資料センターの本山さん。皆さん、共通にヒロヒト天皇による捨て石決戦にされたことや敗戦後の沖縄切り捨ては共通に語っていた。約30名参加。
(吉田 晃)

司会から今回の抗議行動の意味をアピール

「終わりにしよう天皇制!」の弾幕を掲げた

沖縄・一坪反戦地主会・関東ブロックの米須さんが天皇と沖縄の関わりを語る

プラカードを掲げてアピール(以下写真:吉田)

警察が警備するなか皇居へ向けてシュプレヒコール

元NHKディレクターで従軍慰安婦問題に取り組んできた池田恵理子さんが発言

暗くなった東京駅の正面でアジア女性資料センターの本山さんが語った