カルチャー Archive

日本人だったコリアンたちの満州…『満州戦線』

流山児★事務所の「満州戦線」という舞台が7月11日から16日まで東京・下北沢のザ・スズナリで上演された。韓国の現代演劇の作家であるパク・グニョンの作品第2弾であり、「満州戦線」は、満州で五族協和を信じ、日本人として生きた […]

禁演落語を知ってますか?笑えない「笑う噺」の封印

禁演落語をご存知だろうか、戦時中(1941年)の10月30日、時局柄にふさわしくないと見なされて、浅草寿町(現台東区寿)にある長瀧山本法寺境内のはなし塚に葬られて自粛対象となった、廓噺や間男の噺などを中心とした53演目の […]

郵便から見える支配と戦争

年末年始となると郵便局は混雑する。携帯電話やメールが普及しても、年始にあたって年賀はがきを交換する行事は、減少しているとはいえ根強いものがある。しかし、このようなやりとりは、1937年に日中戦争が始まり「非常時ゆえ年賀状 […]

米軍基地に反対する元米兵たち

2017年12月、退役した米軍人や支援者らでつくるベテランズ・フォー・ピース(以下、VFP)のメンバーらが沖縄で基地への抗議行動や集会に参加した。彼らのなかに元米海兵隊員マイク・ヘインズさん(41)がいた。11月に来日し […]

時代の陰を告発し、戦死者が鉄で蘇る―福島菊次郎と武田美通の展示

11月4、5日に恵泉女学園大学の学園祭に合わせて「花と平和のミュージアム」という付属施設で福島菊次郎の写真展と武田美通の造形展が開催された。福島菊次郎さんは報道写真家として戦後の日本社会の陰を記録し続け、2015年、94 […]

ハルモニたちを撮りつづける―安世鴻「重重」写真展 

2012年にニコンサロンで日本軍「慰安婦」の写真展が中止された。これはまさに会場運営者がいろいろな反響を懸念して中止したものだ。あれからずいぶん時間は経過したが、そのような「自粛」や「忖度」は増えてきている気がする。その […]

レイシズム・ヘイトにレッドカードを―『サッカーと愛国』

スポーツ観戦を素直に愉しめなくなったのはいつごろからだろう。正確にいえばスポーツの国際試合なのだが、とくにオリンピックやワールドカップなどの国別対抗などの試合は周囲の雰囲気や外野の情報がうざったく、観戦する気が起きない。 […]

安倍首相の靖国参拝を訴える-憲法違反・参拝の差し止めを求めて

安倍首相は2013年12月26日に靖国神社に参拝した。それに対し、その違憲性を問うと共に、今後の参拝差し止め等を求めて、日本人だけでなく、中国、ドイツ、韓国、香港等の原告633人が、2014年4月21日、東京地裁に提訴し […]

「うごけば寒い」獄中で300の俳句を詠んだ橋本夢道

ラジオを良く聴いており、特にタレントの伊集院光の番組が好みだ。彼の「深夜の馬鹿力」という深夜放送で以前、自由律俳句を紹介していてちょっと不思議な気がした。そして彼がTBSラジオの朝の番組を担当するようになり、そこで今では […]

非戦をつらぬく意志の美術展-「ノー・ウォー横浜展かわさき」

夏になると平和についての催しやイベントが増えてくる。それは敗戦にまつわる季節の風物詩としてみられる場合もあるだろうが、戦争について考える機会でもある。終戦記念日に為政者の談話や「二度と繰り返してはならない」と聞かされても […]