運動史 Archive

ポストコロニアル文学の白眉、いまよみがえる小林勝

『禁じられた郷愁 小林勝の戦後文学と朝鮮』(原佑介著/新幹社)を読む  作家・小林勝(1927年〜1971年)は1950年台後半から1970年代初頭にかけて「フォード・一九二七年」(1956年)、「断層地帯」(1958年 […]

新天皇の「即位・大嘗祭」は憲法違反だ!

2019年4月30日に天皇が生前退位し、5月1日に皇太子が新天皇として即位することになっています。この日、「三種の神器」などの受け渡しの儀式がなされ、新天皇が「三権の長」に対して即位を宣言する儀式が行なわれます。また秋に […]

「砂川闘争」後の地域と平和を考える―米軍基地の「返還」を問う

沖縄・辺野古のような闘争がかつて東京にもあった。「砂川闘争」である。1955年に立川駅すぐそばにある米軍基地が、北へ拡張されるという計画が出た。その町が砂川町だ。町民は反対の総決起大会を開催し、基地拡張反対同盟を結成。町 […]

高知における市民たちの平和のとりくみを訪ねて

きっかけは、昨年暮れの731部隊犠牲者遺族を支える会例会後の二次会での、酔っ払い同士のちょっとした提案だった。そろそろ何か我々の会としても調査活動みたいなことが必要ではないか。中国に行くほどの元気も時間も情報も、今のとこ […]

日米合同委員会の密約が立憲主義を破壊している!

6月4日文京区民センターに於いて「砂川事件裁判再審開始を!伊達判決記念58周年集会」が開かれた。主催は伊達判決を生かす会。伊達判決とは、1955年から米軍立川基地の拡張に反対してたたかわれた砂川闘争のなかで、基地内に数m […]

軍と人びと-中島飛行機武蔵製作所の戦後史

五郎丸聖子  現在の武蔵野市、かつての武蔵野町には第一軍需工廠・中島飛行機武蔵製作所がありました。ここで日本軍用機エンジンのおよそ3割が製造され、中島飛行機株式会社が武蔵野町西窪(現在の武蔵野市緑町)に工場を開設しました […]

詩を読んで人々が結びついた時代-追悼道場親信

友人から「道場さんの集会があるから行こう」と電話があったのは秋の深まった頃だった。そこではじめて道場親信さんが亡くなったことを知った(正確には集会ではなく、不思議なギャラリーの展示なのだが…)。 友人とでかけたのは東急多 […]

なぜ差別されなければいけないのか!? ―川崎でレイシズムを考える

川崎市の川崎区桜本周辺は在日コリアンが多く住む地域であり、ここでは差別を許さないとりくみが昔から続いていたが、昨今の排外的意識の流れで、2015年から2016年にかけて桜本の地域を狙ったヘイトデモが続いていた。そこで地域 […]