記憶と言論と Archive

兵士から見た「アジア・太平洋戦争」の現実

11月の3と4日、川崎市平和館において「第26回川崎・横浜平和のための戦争展2018」が開かれた。主催は、地域の市民たちに戦争を伝える活動をおこなっている団体で、登戸研究所保存の会、日吉台地下壕保存の会、川崎中原の空襲・ […]

元第五福竜丸乗組員が語る…ビキニ被爆64年集会

9月22日(土)江東区・夢の島マリーナの会議室で「ビキニ被爆64年久保山愛吉忌―対談と映像の集い」が築地にマグロ塚を作る会の主催で開催された。 前日の23日は、第五福竜丸の船員の久保山愛吉さんが亡くなった日だ。1954年 […]

元号いらないし使いません…改元をめぐる状況を探る

今さかんに「平成最後」というフレーズがマスコミで飛び交っている。2019年に予定されている天皇代替わりのイベント(!)に向けて、盛んに煽っているとしか思えないのだが、時代区分を強調したり、特別視して意味を付与するのは御免 […]

商業街に重慶爆撃を伝える施設があった

日本軍は中華民国の首都・南京を攻略した。しかし中華民国政府は拠点を武漢へ、さらに重慶へと移した。重慶は中国の内陸にある地域で、かんたんに追いかけてはいけない、そのため日本軍は空爆によって、中国人の抗日意識を萎えさせ、厭戦 […]

沖縄の少年兵「護郷隊」…一億総特攻の尖兵

「護郷隊」(ごきょうたい)については、映画『沖縄スパイ戦史』で教えられたが、それ以前のテレビでも採り上げ放送されていたことが、迂闊にもわかった。2015年8月11日にNHKスペシャルの枠で「あの日、僕らは戦場で~少年兵の […]

平和のための埼玉の戦争展…地域ボランティアを束ねて開催

7月28日から30日まで埼玉県・浦和駅前のショッピングセンター・浦和コルソにて「2018年平和のための戦争展」が開催された。初日に台風が関東を直撃して影響が及ばないか心配されたが、期間中に延べ7000人が来場した。 比較 […]

高橋哲哉さんが語る「いまの状況をどうみるか」

3年前から企画しインタビューを3回続けてきて、それを書籍化したのが、高橋哲哉 前田朗『思想はいまなにを語るべきか ? 福島・沖縄・憲法』(三一書房 2018年)だ。7月15日(日)に東京・港勤労福祉会館において出版記念会 […]

沖縄戦の知られざる側面…映画『沖縄スパイ戦史』

第二次世界大戦末期、米軍が上陸し、民間人を含む20万人余りが死亡した沖縄戦。第32軍・牛島満司令官が降伏する1945年6月23日までが「表の戦争」なら、北部ではゲリラ戦やスパイ戦など「裏の戦争」が続いた。作戦に動員され、 […]

日本人だったコリアンたちの満州…『満州戦線』

流山児★事務所の「満州戦線」という舞台が7月11日から16日まで東京・下北沢のザ・スズナリで上演された。韓国の現代演劇の作家であるパク・グニョンの作品第2弾であり、「満州戦線」は、満州で五族協和を信じ、日本人として生きた […]

朝鮮半島情勢のゆくえ…シンガポールでの取材から

6月12日、歴史的な米朝首脳会談が実現したが、会談前の5月24日に大統領が突然中止を発言したときに、すぐさま日本政府は理解を示し、メディアも日本政府は前向きに捉えている、と報道した。(「日本経済新聞」2018年5月25日 […]