記憶と言論と Archive

「従軍慰安婦」論争に分け入って…ドキュメンタリー映画『主戦場』

従軍慰安婦問題をめぐる論争をテーマにしたドキュメンタリー映画『主戦場』が、4月から渋谷のシアター・イメージフォーラムで公開され、またいくつかのミニシアターでも上映されて大きな話題となっている。 この映画は、日系アメリカ人 […]

上野誠の版画と戦争責任

戦時中の画壇の状況と上野誠 東京国立近代美術館には153点の「戦争記録画」が収蔵されている。2007年に発行された「戦争と美術」のその大半の画像が収録されているので見ることができる。これらの絵を見れば戦争中日本の画家が雪 […]

強制徴用被害者たちが当該の日本企業資産を差し押さえに

5月1日、日本製鉄(現新日鉄住金)および不二越の強制動員被害者代理人団は「新日鉄住金が所有したPNR社の株式19万4794株(額面価基準9億7400万ウォン)の売却命令の申請を大邱(テグ)地裁浦項(ポハン)支院に、不二越 […]

日本国憲法から見た天皇制度とその改変―天皇による『生前退位』の違憲性

以前、天皇の「お言葉」から生前退位の実現へと進んだことは天皇元首化への道であることを説いたが、5月1日の天皇の交代に関してあらためて憲法違反であることを再説したい。 天皇の「生前退位の声明」は憲法違反である 日本国憲法か […]

日本には階級闘争が必要だ!…資本の論理と対抗するために

3月17日に立教大学で<「階級闘争」の復権に向けて>というシンポジウムが開かれた。案内には「市場の飽和と利潤率の低迷をうけ、資本蓄積が停滞している現在。リフレ政策によっても設備投資は引き出されなかった。もはや利潤の増大は […]

韓国・光州市役所で日本企業の徴用工被害者・遺族らが訴訟へ

かねてより韓国の強制動員被害者訴訟を支援する運動体が、過去の日本企業の強制動員に対して集団訴訟を行う、と表明していたが、この度、光州市で勤労挺身隊おばあさんと共にする市民の会と民主社会のための弁護士会(民弁)光州・全南支 […]

満蒙開拓とフクシマ …長野から満州に渡り戦後は福島へ

3月23日にNHK=ETV特集『彼らは再び村を追われた~知られざる満蒙開拓団の戦後史~』 (再放送 3月27日)を観る。 昭和初期、国策により旧満州・中国東北部に渡った27万人の「満蒙開拓団」。終戦時、大きな犠牲を払い帰 […]

九条俳句と昭和の俳句弾圧…自由な言葉・表現で抵抗する!

『芸術と憲法を考える連続講座』の第14回が2月16日(土)に東京芸術大学の上野キャンパスで開かれた。タイトルは「表現の自由を求めて-昭和俳句弾圧事件と九条俳句訴訟-」で、九条俳句訴訟は2014年に埼玉地域の句会で詠んだ俳 […]

父は南京虐殺の「幸存者」…南京大虐殺81カ年2018年東京証言集会

12月12日(水)水道橋・全水道会館で「南京大虐殺81カ年2018年東京証言集会」が開かれた。主催はノーモア南京の会などが参加する実行委員会。 集会は主催者を代表して田中宏さんがあいさつ。証言と講演が続いた。証言は常小梅 […]

明治150年は侵略と植民地支配!歴史を直視しアジアとの連帯を

安倍政権の歴史かい改ざん主義、戦争法の制定、止めどなき軍事予算の膨張・拡大と憲法改悪(平和主義廃棄)の動きは日本の民衆だけでなく、日本の侵略戦争で甚大な被害を受けたアジアの民衆も危機感を持っているだろう。 <軍備拡大と改 […]