戦後史 Archive

薄れゆくオモニの記憶と済州島の出来事

墨田区の菊川駅(都営新宿線)に、ミニシアター映画館「Stranger(ストレンジャー)」がある。2022年7月オープンで、このあたりには珍しいおしゃれでセンスの好いハコだ。そこで2022年の邦画セレクションの特集があり、 […]

反靖国・反天皇制。そして運動のなかで再会した…

反靖国闘争、反天皇制運動を伴走されてきた高橋寿臣氏(享年70)が2019年に亡くなられたが、この度友人たちの手で遺稿集が出版された。遺稿集には靖国問題、天皇制の動向、全共闘運動、10.8羽田闘争、非常勤講師組合のたたかい […]

「南京大虐殺85年」から日中関係を考える

2022年は日中国交正常化(1972年)から50年であった。残念ながら日中間でそれを慶賀する動きはなかった。歴史認識として日本政府は日本が行なった対中国戦争を侵略戦争であったことを明確にせず、日本の戦争を美化する靖国神社 […]

池澤夏樹さんを迎えて「沖縄のいま、メディアのいま」を語りあう

10月29日(土)にオンラインで「復帰50年 沖縄のいま・これから――沖縄にとって日本とは何か/メディアは何をすべきか」というシンポジウムが開かれた。主催は日本ジャーナリスト会議(JCJ)。 出席者は基調提言に作家の池澤 […]

9条からの外交で平和の創造を―孫崎亨さん

「軍拡で日本の平和、命と暮らしは守られるのか」と題して5月5日(木)午後1時から「第13回かしわ市民憲法集会2022」が柏市民文化大ホールで開かれた。集会は戦争は許さない市民合唱団による歌声で幕開けし、外交・政治評論家の […]

「サ講和」後70年の日本と「復帰」後50年の沖縄

戦後日本の枠組みを決めたサンフランシスコ講和条約(1952年発効)から70年、戦後は米軍統治下にあった沖縄が再度日本へと「復帰」(1972年)してから50年となる2022年、その二つをテーマとして集会が開かれた。4月28 […]

略奪文化財の返還を求める―侵略の歴史の清算を

4月21日(木)衆院第1議員会館の大会議室で日中国交正常化50周年企画として、「中国から略奪文化財の返還を求める緊急集会が」開かれた。主催は中国文化財返還運動を進める会。 本集会に先だち4月11日に衆議院第2議員会館で記 […]

最後の日本兵は台湾人だった!―戻らない日本兵

当初は映画『ONODA 一万夜を越えて』(2021年10月公開)を観て映画評を書くつもりだった。事前情報で原作がべルナール・サンドロン、ジェラール・チェヌ共著の『ONODA 30年間密林で一人戦争』(1974年)だと知り […]

マチズモの風見鶏:戦後日本の社会と石原慎太郎

石原慎太郎元都知事(以下石原)が2022年2月1日に亡くなった、そもそもあまり文章を書く意欲が沸かない人物であり、結果として評価することになるのでは、とその気はなかったが、マスメディアが「賛美報道」を流しており、まさにフ […]

文京区で「原爆の図」を見る

「原爆の図」展が11月11日から14日まで、文京区の文京シビックセンターで開かれていると知り出かけてみた。今回は全15部からなる作品の「原爆の図」のうちの「火」と「少年少女」の原寸大レプリカ(縦1.8×横7.2m)などを […]